さんじゅうろうの覚え書き

不治の中二病を患っている中年男『さんじゅうろう』の他愛のない覚え書きです。10年後には立派な黒歴史になっているかもれしない。

サザエさんが苦戦中らしいので、少しだけ考えてみた。

日曜日夕方6時半といえばやはり『サザエさん』が真っ先に頭に浮かぶのだが、そのサザエさんの視聴率が8月14日の放送において8.2%だった事をネットのニュースで目にした。

 

サザエさん長谷川町子原作で昭和21年(1946年)4月22日に福岡のローカル新聞4コマ漫画として発表され、テレビアニメが始まったのは昭和44年の10月7日。アニメ版だけをとっても47年の歴史を持つ超長寿アニメである。

最高視聴率は昭和54年(1979年)に出した39.4%で、これは日本の歴代アニメ最高視聴率の2位と言うことらしい(1位はちびまる子ちゃんの39.9%)。平成元年から20年間の平均視聴率は22.3%でそれ以降も多少落ちたとは言え二桁の視聴率は維持してきたと思う。

それがここ最近、一桁台の視聴率をちょこちょこと出してるらしい。しかしそれは裏番組の突発的なスペシャル、例えば『笑点歌丸師匠の勇退SPだったりとかSASUKE2016の放送が重なった時らしい。確かに昨今は裏番組の『バンキシャ』が10%を超えており、それに苦戦したのか?とも言われたり、『単純にお盆だから家に人がいないんだろ?』とも言われていたが、昨年は同時期に13%前後あったらしいので、単純にお盆だからと言う理由も当てはめにくい。

前述のネットニュースではこれは『フジテレビの滑落が原因ではないだろうか?』と締めくくられていたが、それもなにか違うような気がする。

 

『昨年より今年の……昨年より…なるほど!!アレか!!!』

昨年より悪いと言うワードが頭に引っかかり、突然閃いてしまった。

 

ズバリ『真田丸』が原因では無いだろうか?

真田丸と言えばNHK大河ドラマで地上放送では日曜の20時に放送されている。

しかし最速放送は同日のNHKBSプレミアムで18時から放送される。完全に丸かぶりである。

現在のBSでの真田丸の平均視聴率は5%と言われている。『通常3%で4%で異例』と言われるBSの視聴率の中で5%は異例中の異例であるらしい。

真田丸は連続ドラマで基本的に物語が繋がっているので、1回でも見逃すと興が削がれてしまう。そんな時は20時からの地上波で見れば良いと思うのだが、いち早く最新話を観たいと思う視聴者は少ない無いと思う。(真田丸がメインの話では無いので、後は別の機会に…)

一方、サザエさんちびまる子ちゃんは1話完結タイプなので、1回見逃したからと言って大きく影響は無く、それが例え1年観なくても大きな影響は無い。

私も、普段より『サザエさんが観たい!』と言う積極的な視聴では無く、日曜の夕方に休日の終わりを実感しながらボンヤリと流動的に家族で観ている…と言う『いつもの風景』を感じる……いや、感じたいが為のツールと言う側面があるが故の視聴だったりする。

これは何となくではあるが、『いつでも観れる』という安心感がサザエさんにはあり、既にに日本の重要な文化の一つであるとも言えるので、視聴率に良し悪しに左右されるような番組では無いのでは?とも思う。

しかし、一方では『時代にそぐわなくなって来ている』とか『スタッフ・声優の高齢化』などの問題があり、それが昨今の視聴率の低下と相まって今後の存続について不安視される声もある。いくら個人的に視聴率に左右される番組ではないと主張してみたところで、実際に平均視聴率が落ちてきているのは確かで、裏番組の影響以外の視聴者離れがあるのも確かだと思う。

アニメで8%前後なら優秀だろ?とも思うが、アニメの枠を超えた国民的番組と考えると……。サザエさんにもそろそろ大きな転換期が訪れる必要があるのかもしれない。

 

おまけ

サザエさんを観ていていつも違和感を感じることがある。それはワカメのマスオに対する呼称。先代の声優である野村道子が演じていた時は『マスオにいさん』だったが、津村まこと版のワカメは『マスオおにいさん』になっている事が多い。どうしてもあの『お』に慣れることが出来ない私であった。

あとワカメといえば同級生の堀川くんを思い出すが、初期の頃の堀川くんの事を家族に言われると『やめてよ~~(はぁと)』という感じだったと記憶しているが、最近の堀川くんに対する態度は『やめてよ!!!(嫌悪)』と明らかにアタリが強い。しかし当の堀川くんは「きっと『嫌よ嫌よも好きのうち』なんでしょ?」と本気で思っている様な気がする。あのメンタルの強さ、昨今の草食系男子は見習いたいところである。