【妄想力全開!!】宝くじが当たったら何に使う?
人間は地道に労働を得て日々の糧を得て、ささやかに慎ましく生活していく。
なんて堅実な生き方なんでしょう。私もそれが1番だと思いますよ。
でもね……時々そんなキリマンジャロの雪のように真っ白な心に囁きかける欲望の声。
『YOU、お金持ちになりたいくないかい?』
『どんなに清廉潔白に生きても、貧乏って辛くね?』
そんな事を言われてもね、何の努力もリスクも無く金持ちになる方法なんて無いよ。
あるはず無いじゃん、宝くじにでも当たらないとね。
『え…宝くじ……』
そうして、貧乏な中年男性はいそいそと宝くじ売り場に向かうのでした。
私の宝くじの買い方
私はジャンボ宝くじが発売されると、とりあえず購入だけはしています。
現在も1等前後賞合わせて『5億円』と言うオータムジャンポ宝くじが発売中ですが、それも購入予定です。
よく年末ジャンボの発売時期になると、宝くじ売り場の周辺が活気立ち、街頭インタビューの「今年は10万円分買っちゃいました」「運試しに今回は奮発しちゃいました」と言う声をテレビでよく目にするようになります、
そんなニュースを見ながら私はフッと鼻で笑います。
『そんな中途半端な金額で何億ものお金を得るなど笑止千万!』
そして私は宝くじ売り場に出向き、こう言うのです。
「ジャンボ3枚バラで!!(ついでにミニも2枚)」
そう、ジャンボ宝くじで何億を当てようと思ったら、中途半端な運では無理です。
強運メーターが振り切ってしまうくらいの強運が必要になります。
そんな強運を仮に自分が持っていたら10万円分(実際には9万9千9百円)なんて無駄です。
3枚も買えば十分。実際に当てるのはそれくらいの強運が必要なんです。
宝くじを買う場所ですが、これもまたニュースなどで『よく当たる販売所』などが紹介されていますが、私は一向に気にしません。
そんな実績の無い場所で購入しようとするので、近所の何てこと無い販売所で買います。
むしろ、そんな何にも無かったお店に『1等◯億円当店から出ました!』のノボリを立ててやると言う気概を持って購入します。
そしてここから私の妄想力が全開になるのです。
宝くじ当たったらどうする?
ロトやナンバースと違って、当選発表が長い宝くじ。当然ながらその妄想期間も長くなります。買ってきた宝くじを眺めながら『当たったら、どうすっかなぁ…』と言う妄想の旅に出かけます。とりあえず当たったら家族には箝口令をしかないといけません。
喋った事も無い知人が増えるのは面倒くさいですからね。
家を買おう
私は一度、事業に失敗して買ったマンションを手放すと言う経験をしています。
現在は賃貸住まいで細々と暮らしている私にとっては『再度、自宅購入』は捨てきれない夢でもあります。しかしながら既に中年。住宅ローンも難しい私にとって現金一括でポーンと家を買うにはやはり宝くじなんでしょう。
SUUMOのインターネットサイトで住宅情報を眺める頻度がやたら増えます。
何故か眺めているのは近郊の中古物件ばかりです。
「あ、こんなに部屋数があって1000万円台とかマジ?」とか、ちょっとワクワクしてしまうのです。
「なにここ?マックがすっごい近いじゃん、こんなとこ住んだらマック三昧じゃん」
そんな購入後の生活の事も妄想します。
考えてみれば、今でも某有名牛丼チェーンが直ぐ側にあって、引っ越して来たばかりの時は「俺、牛段三昧じゃん!」とか言っていたのに実際には数回しか行っていないのですが……。
車を買おう
長い間、中古の軽自動車を愛車にして来たのですが、宝くじが当たったら車を購入しようと…中古車情報サイトGooのページを覗くことが多くなります。
新車も捨てがたいけど、あの新車の独特な匂いが苦手な私は今まで一度も新車を買ったことがありません。ずっと中古車で通して来ました。そのためか自分が新車に乗るというイメージが無いのです。
これは過去に1300ccのスターレット(韋駄天とかみかん箱とか言われた車)をこよなく愛していた影響でしょう。今でもスターレットに再び乗りたいという気持ちはあるのですが、流石にもう旧車のレベルで中古の上物もあがって来ないと思いますので、この系統を引き継いたであろう同じ1300ccクラスのヴィッツに目が行ってしまうのです。
一瞬、スポーツタイプのミッション車にしたいなぁ…と思ったのですが、すっかりオートマ車になれてしまったので、チョットだけ怖いなぁ…と妄想は膨らみます。
パソコンを買おう
とりあえず4台、家族分のノートパソコンを新調しよう。憧れの『リンゴのマーク』のノートパソコンが良いな。あとWindows用にディスクトップパソコンが欲しいなパーツの値段を気にせずに最強のパソコンを組み上げるんだ!憧れのグラボ2枚挿しとか、水冷とか大容量SSDとか、そうだ…AthlonのCPUからIntelに乗り換えても良いな。PC周りの環境もしっかり作らなきゃ……そうなると椅子はハーマンミラーだな、なんかわからんけどハーマンミラーだな。
今の座卓状態は直ぐに腰に来るからな…腰に優しい環境を作らねば。
それから……それから……うわー…これは贅沢だなぁ。液晶タブレットが欲しいとか…。
実はこの妄想が一番長くなるので、この辺にしておきたいと思います。
焼肉屋で腹いっぱい
焼肉屋で腹いっぱい外食がしたいな。回転寿司でもいいや。我が家は息子が全力の食べ盛りボーイズなのでなかなか外食にいけません。普段は業務用スーパーで安価で量が多い物を選んだり、スーパーのチラシとにらめっこして献立を決めるので、そんな事を意識せずにリミッターを外して外食がしたと妄想にふけるのです。
あと…あと…。
他にもこち亀を全巻新品で揃えたいとか3DSを家族分買って多人数プレイをしたいとか、いろいろと細かい妄想が膨らみます。でも、なんだかドンドンしょぼくなって行ってる気がします。貧乏人のボキャブラリなんて、その程度のものかもしれません。
そうですね、これは夢のまた夢なんですが、小さな喫茶店を開業してブラックバイトで培ったスキルを用いてのんびりと生活してみたい……ってものありますね。
事業的にやり残した事アイディアも残っていますので、その辺りの再チャレンジをしてみたいというのもあります。
まぁ、全て妄想なんですけどね(笑)
妄想の終わりそして……
そんな妄想も終わりの時が来ます。そうです『抽選日』です。
私は敢えて、抽選日当日には結果を見ません。はやる気持ちはあるのですが、敢えて見ません。『数日間、宝くじの抽選日を忘れたふりをします』
よくありますよね、『何となく忘れていた宝くじを調べてみたら当たっていた』と言う素敵なストーリーが。
強運が全てと強く主張する私も、それだけは乗っかろうといつも思っています。
どんなに気持ちが高まっていても、『忘れたフリ』を自分で演出します。
これが唯一の『願掛け』です。
自分の人生でがっついて成功したことが無いからだと思います。
異性関係もお仕事もがっつくと自分は失敗します。その経験上あまりがっつく事は無いのです。
そして数日、長い時は一週間くらいしてようやく結果を確認します。
結果を知っても誰も言いません。自分からは話題にもしません。
ある日、嫁から「そう言えば宝くじってどうなった?」と聞かれます。
私は冷静に「当たってたよ」と答えます。
「え、いくら???」と嫁は問だたします。
「ん?300円かな?」
「なんだぁ300円かぁ」…と、ここでこの話題は終わります。
でも、嫁は気がついていません。
自分…ここ2年ほどこのスタイルで3枚だけ宝くじを買ってるのですが、1回分を除いてあと全部300円が当たっているのです。
これが大きな当たりの前兆なのか、それとも所詮300円程度の運なのかはわかりませんが、私はまた小さな期待を胸に宝くじを買うと思います。
あとがき
宝くじは『妄想を楽しむツール』だと思っています。『こんなこといいな出来たらいいな』の気分です。もちろん結果が分かったら分かったでそこでしっかり現実に心を切り替えないといけませんが、それまでの間は安価で結構な妄想が楽しめると思います。
ほんと『夢を買う』とは良く言ったものですね。
今回のオータムジャンボが終わると次はいよいよ年末ジャンボの登場です。
年末ジャンボは11月24日から発売が開始されますが、今回は1等前後賞合わせて10億に加えて1等一億円が105本、2等100万円が3000本と言う『年末ジャンボミニ』更には1等1000万円が1000本、2等一万円が20万本と言う『年末ジャンボプチ』が発売されれます。
年末は妄想の海に溺れてしまいそうですね。