【競艇】第27回 SGグランドチャンピオン優勝戦を予想する【波乱?】
宝塚記念が終わって約1時間後、競艇のSG『グランドチャンピオン』の優勝戦の出走である。
きっと私は宝塚記念でドーンと増やして、この優勝戦に挑んでいるに違いない…と、淡い妄想を膨らましながら、グランドチャンピオンの優勝戦の予想をしてみたいと思います。
前回のボートレースオールスター同様、私はこのレースでも綺麗に的中することが出来るのか?
波乱の準優勝戦を振り返る
6月24日土曜日、シリーズ5日目になるこの日の10レースから12レースは『準優勝戦』である。予選の得点率上位18名が3レースに振り分けられ、各々のレースの上位2人が翌日の最終レースである『優勝戦』に駒を進めることが出来る。
優勝戦の予想をする前に、少しこの準優勝戦を振り返ってみたいと思います。
私の予想では大方1-2で決まって、そのまま内枠勢が優勝戦に行くなぁ…波乱があるとすれば10Rかなぁ…という予想でしたが…。
3つのレースともなかなかの波乱が待っていました。
10R
4号艇の岡崎恭裕(予選10位)がカドから0.8秒のトップスタートを決めて1コーナーで一気のマクリ差しを決める。2番手には1番人気、1号艇の赤岩善生(予選3位)が入選。
3連単が4-1-6で8,650円の高配当に。
従って明日の優勝戦に進めるのは岡崎選手と赤岩選手の2名になる。
11R
1ターンで1号艇 篠崎仁志(予選2位)と2号艇 峰竜太(予選5位)の間を絶妙に3号艇丸岡正典(予選3位)が差し切る。かなり回り足が良いような気がする。
その後1周目の第2ターンマークで丸岡が外に膨らみ篠崎が内から先頭に並んだかのように見えたが、直線で丸岡が圧倒モーターのに連対率では圧倒的に篠崎のほうが有利のはずなのだが、ここに来てまるで丸岡のモーター覚醒したかのような伸びを見せる。
レースはそのまま丸岡が1着でゴール、2着1番人気の1号艇篠崎仁志が入り、3連単は
3-1-4で決着して3連単9,350円と10Rに引き続き波乱の結果に。
これで明日の優勝戦は丸岡選手と篠崎仁志選手が駒を進めることになる。
12R
ここは注目の本命レースで、1号艇は前回ボートレースオールスターを優勝した石野貴之選手(予選1位)2号艇にはボートレースオールスター2着の茅原悠紀選手(予選5位)と1-2決着が期待されていました。
レースは1号艇の石野選手が危なげない逃げで先頭をキープ。混戦になった2着以降ではやはり2号艇の茅原選手が来て、これはもう1-2で決着かな?と思っていた所…波乱はなんと最後の3周目の第2ターン(いわゆる最後のターン)で待っていました。
完全に先頭をキープしている石野選手は、ほぼ間違いなく1着だったのですが、問題は2着。
後ろから徐々に足を伸ばして来た3号艇の下條雄太郎選手(予選7位)の艇間が2位の茅原選手と徐々に詰まって来ていて、3周目の最後のターンでまさかの逆転。
下條選手のモーターは2連対率実績が28.8%と決して良いモーターでは無かったのですが、まさかの逆転。(ちなみに10Rを勝った岡崎選手のモーター2連対率も28.8%でしたね)
これによって翌日の優勝戦に進めるのは1号艇の石野選手と3号艇の下條選手になりました。
※これで優勝戦に進む6名が決定。少々予想していたのは違うメンバーになりましたが、これで1号艇は予選1位で通過した石野貴之選手に、このなってくると前走SGに続いてのSG2連勝に物凄く近づいた事になります。35歳少々童顔の石野選手にどこか王者の貫禄が見え始めてきましたね。
優勝戦メンバー6名の枠順が決定!
少々波乱含みの優勝戦を終えて6名の優勝戦メンバーが決定。
優勝戦の枠順は以下のようになりました。
※モーターとボートは%で表していますが、開催中で最もモノを赤で、10位以内の実績を持っているモノに青で印をつけてあります。
※予選順位は期間中4日目までの予選での最終順位になります。
競艇は何と言っても1枠が有利、期間中オール連対でこの優勝戦を迎えた石野選手が1枠をGETで最も優勝に近い1人になりました。前回SGにに引き続き連覇がかかるレースとなります。
2号艇は準優勝戦で見事なマクリ差し、回り足、伸び足がかなり良かった丸岡選手。
3号艇はこのレース期間中に0秒スタートを連発している岡崎恭裕選手
4号艇はエースモーター37号機を引当て、予選も2位通過、先のSGボートレースメモリアルでは準優勝戦での兄弟対決が話題になり、その時は惜しくも優勝戦に進めなかったのですが、今回リベンジで優勝戦に駒を進めた篠崎仁志選手。
5号艇は予選3日目まで絶好調で4日目に少々崩れたものの予選3位で準優勝戦では1号艇をGET。準優勝戦は惜しくも2位だったのですが、今回のボートは乗りやすいと語る愛知の赤岩善生選手。
6号艇は準優勝戦、最後の最後で逆転に成功した下條選手。
モーター・ボートともに上位のものでも無いが、見事にここまで操り、この優勝戦にやってきています。
以上の6名で今回のグランドチャンピオンの優勝戦が争われます。
そして私の予想はこうなリました
まずは印を付けてみましたのでそちらを御覧くださいませ。
◎1号艇 石野貴之
◯3号艇 岡崎恭裕
▲4号艇 篠崎仁志
△2号艇 丸岡正典
本命の1号艇、石野選手は今節全7レース走って5勝の2着2回でオール2連対。外の5コース・6コースからでも勝利する自在性で今回かなりの確率で優勝する可能性が高いです。
対抗は3号艇の岡崎恭裕選手。
何と言っても今節の岡崎選手はスタートが早い。出走した7レース中5レースでコンマ0スタートを決決めています。
競艇は横一直線でスタートすればやはり1枠がかなり有利になります。それを覆すにはスタートが重要になります。
ここで少しスタートの話をすると、競艇は大時計の12時のところを0としてそこから1秒以内でスタートラインを越えなければなりません。しかし、0.01秒でも早いスタートになるとそれはフライングと言うスタート事故になります。フライングをするとその選手に絡んだ舟券は全て返還になります。主催者に多大な損害を与えてしまうのでフライングをすると1回目でも30日間の競走自粛などのが措置があります。2本で60日、3本で90日…完全に食いっぱぐれます。
特にSGの優勝戦でのフライングにはかなり重い罰則が付きます。SGの優勝戦でフライングをすると今後1年間のSG競走の出場権を失います。その他フライング罰則の出場停止(F休み明け)から半年間、G2以上のレースにも出られななくなります。そのくらいの重いリスクがあります。(SG準優勝戦でも優勝戦ほどでは無いが通常より重い罰則があります)
大体のレースでは0.1秒台のスタートが多いです。でもそんな中で0.0秒台のスタートを決めてくる選手がいます。頭一つ抜けているので勿論その分チャンスがやって来ます。
今回、岡崎選手はそんな0.0秒台、0.08秒などのスタートをバンバン決めてくるのです。
これはある意味で無謀か、それとも相当のスタート感が無いと無理です。
ちなみに準優勝戦では0.08秒のスタートです。
このスタート感が炸裂したらもしかしたら……石野選手の連覇を阻めるかもしれません。
スタート関連の話が長くなってしまいましたが、スタート事故には相当のリスクが伴う事を知って貰った上で、勝利の為にそのリスクと戦う選手達の事を考えるとより競艇が楽しめると思いますので、簡単な説明をさせていただきました。
さて、予想に戻りましょう。
▲は4号艇の篠崎仁志選手。何と言ってもモーターが良い。今回のエースモーターである。そしてそれが今回キッチリレースにも現れており、予選は2位通過。
そして4コースはダッシュの角位置になると予想しますので、ダッシュで加速を十分につけて一気に1コーナーでマクリ差すなんて事があるかもしれません。
△は2号艇丸岡正典選手。今回の予想で展開を考えると2号艇は1コーナーで包まれて失速する可能性がありますが、準優勝戦を見る限りで1番気になった存在。
回り足のバランスが良く、直線も伸びる。特に準優勝戦の1周目2マークを越えた直線で一旦、エースモーター篠崎仁志選手に並ばれているのですが、それを抑えて1着を死守した…と言う点を大きく評価したいと思います。機力はかなり上向きで侮れない気がします。
買い目発表!
3連単、石野選手-岡崎選手で固定した
1-3-4 1-3-2 1-3-5
3連単、岡崎選手-石野選手で固定した
3-1-4 3-1-2 3-1-5
石野選手-篠崎選手で固定した
1-4-3 1-4-2 1-4-5
最後に控えめに
1-2-3
この10点で今回は勝負したいと思います。
完全に6号艇は無いと踏んでます…私がそういうことをやると逆に来てしまう…なんて事例も多数ありますので、皆さんは6号艇にも注意を払うといいかもしれません(笑)
ちなみに競艇で10点買うと本命決着をした時はほぼ当たり負けしてしまいます。
もう少し絞った方が良いのかもしれませんが、今回は『チョイ荒れ』があると踏んでいます。
競馬同様、ちょっとした『1強状態』なので、相手は広く買ってみたいと思います。
さて、この結果は…
次回の更新で競馬と合わせて感想もしくは反省会として記事に上げたいと思います。
明日の今頃、私がどんな顔で記事を書いているかは今の私では想像もつきませんが、出来れば笑顔で調子に乗った文章を書ける状態だったら良いなぁ…なんて思ったりします。
競馬のほうが散々な目にあっているのでボートで何とか巻き返せたら良いなぁ…いや、ホントに…。
それでは結果編でお会いしましょう。
ちなみに先ほど『競馬・宝塚記念の予想』もアップしています。
そちらの方もよろしかったら……。
では、よい週末をお過ごしください。
(訂正16:54)記事中、ずっと前回のSGボートレースオールスターをボートレースメモリアルと書いていましたので表記を訂正しました。