【食レポ?】うまい棒15種類を食べ比べしてみたよ【10円駄菓子】
当ブログ始まって初の『食レポ(笑)』企画!
1979年の発売以来、今日まで『キングオブ・駄菓子』の地位に君臨してきた『株式会社やおきん』さんの『うまい棒』。物価高騰の煽りを受けて、ちょっと小さくなったものの『10円で買える駄菓子』として幅広い年代から支持を受けるこのスナック菓子。
今回は『10円で現在も買える15種類』を食べ比べてレポートしていきたいと思います。
(期間限定やプレミアム系、うまいチョコやうまい輪を除く)
小さい頃に駄菓子屋で買った記憶、給料日前にお金が尽きて『うまい棒』で何とか給料日まで凌いだ記憶。そんな色々な記憶を皆さんもお持ちの事と思います。
そんな事を思い出しながら少しの時間お付き合いください。
はじめに……。
最初に画像の説明をさせていただきます。
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<フレーバー>
<実食感想>
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画像はこの様にパッケージ・コーンパフ・原材料と分割されて表示されています。
画像の上にフレーバー(味)画像下に実際に食べた感想を書いていくスタイルで進行させていただきます。
【原材料の見方とパウダーテイスティング】
・原材料は書き間違えが無いように実際に表記されているパッケージの裏面をそのまま使用します。
原材料の見方は『原材料の多い分量から順番に表示されている』と言うのが一般的です。
そうやって見ていくと更に楽しめると思います。
・今回やたらと『パウダーテイスティング』や『テイスティング』などの言葉が出てきます。
『パウダーテイスティング』は今回、食べ比べをしていた時に行った方法の1つです。
一回うまい棒をくわえて、離すと唇に粉、いわゆるパウダーが付着しますね。
それを舌で舐め取りパウダーの風味を確かめると言う方法です。
勝手に『パウダーテイスティング』と呼んでいますので、仮に他に呼び方があったとしても、今回はこの呼称で進行しますのでご理解下さい。
うまい棒 10円シリーズ15種類食べくらべ感想
やさいサラダ味
人気フレーバーの一角で、スーパーなどでよく見かけるうまい棒です。
袋を開けてから一度匂いを嗅いでみだが、コーンパフ素材の匂いが強い感じがしました。
唇に着いたパウダーを舐めとるとガーリックの味が強く効いていて、この辺りは原材料表のとおりです。
塩っぱさを感じるのだが、何処かオニオン風味と甘い風味が後味に残る。
薄味系であり、朝食に向いているうまい棒では無いかと思う。
エビマヨネーズ味
包を開けて匂いを嗅ぐと結構しっかりしたマヨネーズの臭いが漂ってくる。パウダーテイスティングで粉を舐めると口の中にマヨネーズの風味が広がる。『こんなにマヨマヨしていてエビの風味は消えてしまわないか?』と思ったが、マヨネーズの風味が口の中を通り過ぎる頃にエビの風味が主張を始める。えびせんべいの風味が舌の記憶を呼び起こさせる。
それらが通り過ぎた後に何故か辛くは無いのだが練りからしの風味が鼻先に残った。原材料には無いのだが、不思議な感覚だった。
やきとり味
コーンパフが濃い。これは原材料の上位に来ている『しょうゆ』の影響からだろう。このタイプの物はパウダーテイスティングしてもあまり粉が着いてこない。
表面にタレが塗られている感じのものである。しょうゆの前に砂糖が来ているので甘辛風味なのは想像できた。さっそく一口頂くと、あらあら不思議、確かに『やきとり』なのである。
しかも炭火焼鳥の風味が確実に口の中に残る。なんだろうこの炭火感は?。
カツオエキス?鶏がらスープ?いや、この『グリル香味』と言うのが怪しいな。
本当に不思議な感覚です。
チーズ味
包を開けると香るほのかなチーズの香り。コーンパフの目にしっかりチーズパウダーが埋まっているので棒の表面はなめらかな感じなのが見てもわかる。
テイスティングで一口くわえてみると、唇に付着するパウダーの量が多く。舌で舐めるとパウダーからチーズの香りが拡がる。チーズのクセがあまりないのはクリーミングパウダーのおかげかと思う。口あたりは滑らかで、甘みが後味に残る。
定番中の定番なので、今更だとは思うが。初期のチーズのクセのある風味がかなり柔らかくなっている感じである。
シュガーラスク味
他の同シリーズよりもコンパクト印象を受ける。少ないというよりはギュッと詰まってる感じ。包を開けるとバターの香りがしてくる。個体差なのかもしれないが、うまい棒特有の空洞がが無い。
他より固めのイメージがあったが、歯触りはサクッとした感じで、『カリッ』とした感じではない。砂糖の甘味がバターの風味とマッチしていて、『なるほどシュガーラスク』と思わせるが、言い方を返るシュガーバタートーストとも言えなくない。
先のやさいサラダ味と同様、朝食として合ううまい棒だと思う。
五本目で休憩……
5本も食べるとちょっとお腹が膨れてくる。当然ながら新しい一本を食べる前に一回水で口の中をリセットするので、水も結構お腹に来る。(特にシュガーラスクの甘みは丹念に落とさないと…。別に気を使っているわけでは無いのだが順番として『ソース系』を連続させるのは控えて行く。ソース系からソースだと舌がおかしくなる可能性があるからね。
で、シュガーラスクの様な甘めの味をチョイスしたあとはコレだ…。
とんかつソース味
『ソース』という事で、もっとやきとりの様な濃いスティックを想像してたのだが、思っていたよりは色は薄いです。(それでも濃いんですけどね)
これはもう『ソースの味』しかしないですね。ソースの味が濃厚です。
中濃ソースにトマトケチャップを混ぜたような味です。
とんかつソース味と言うと頭に『とんかつ』とういう言葉がこびりついてしまい、ちょっと残念な気持ちになるが、『濃厚ソース味』と考えればなるほど『ソース味』である。
コーンポータジュ味
包を開封すると乳製品の匂いが鼻先をつく。乳製品・パン粉・食塩と続いてのコーンパウダーだが、パウダーテイスティングをするとコーンの風味は強め。口当たりは甘めでまろやか。
但し、後味はさほど甘いわけではなく、塩の風味が舌先に残る。
やさいサラダ味・シュガーラスク味・コーンポタージュ味の3本で『朝食トリオ』だと思う。
朝のもたれた胃に優しいシリーズだと思いました。
たこやき味
見るからに黒い。たこ焼きソースが塗られている感じがよく分かる。やきとり味はしょうゆダレ系だったがコチラはソース系である。ソース系はパウダーテイスティングをしても唇には殆ど粉がつかない。ソース系といっても『とんかつソース味』と比べると薄い感じ。
食感は『カリッ』とした感じで他のシリーズよりも歯ごたえが若干ある。
原材料をみてもらうとわかるが、本格的な材料のパウダーで構成されている。
しかしながら『これがたこ焼きか?』と言うと若干の疑問符がついてしまう。
確かに食べている時に『紅しょうが』の風味も舌先と鼻先に感じたが、それがたこ焼きと言うと若干違うような気がする。よく市販されている『たこ焼きスナック系』も同様なイメージであったが再現がむ難しいフレーバーでもある様な気がする。
3時のおやつに1本か2本食べるのがベスト。油感が強いので5本以上いっぺんに食べるのはオススメできない。
サラミ味
ド定番すぎて説明不要のサラミ味。ポークパウダーとビーフパウダーの配合で味は濃いめなのかと思ってしまうが、実は薄味系の1本である。開封した際の匂いはやさいサラダ味に近いものがある。いわゆる素のコーンパフに近い匂いである。
前述したビーフとポークのパウダーの量は意外に多く、テイスティングした時に唇に粉が結構付着した。この2つにパウダーにガーリックだと思うが香料が上手く配合されていて、サラミ味なのにクセのない味になっている。
てりやきバーガー味
開封して最初に感じたのは『マヨネーズ感』。テリヤキシーズニングの力なのだろうか?
食べてみるとなるほど、テリヤキソースの風味を強く感じる。時折、トマトの風味が顔を覗かせるあたりは絶妙です。しょうゆは直では無く粉末のモノを配合しているので、色味はそんなに濃い感じではないですね。後味に香ばしさが残る感じはテリヤキの『ヤキ』の部分を表現していて好印象。
めんたい味
明らかにこのパッケージに描かれているキャラクターはちょっと古い。
そして棒はやたらと赤い。これはパプリカ色素で着色しているようですね。
めんたいと言うと『辛い』というイメージがありますが、実はそんなに辛くない。
辛くないんだけど、辛さが口の中から消えた時の風味は再現されている。
たら調味パウダーの風味が明太感をだしているのか、旨味が強い感じです。
もう一度繰り返すが、『めんたい味、実は辛くない』
ピザ味
開封すると何気にチーズの匂いがする。
トマトが練り込まれているからなのかほんのりと赤みががっている。
実際に食べてみるとトマトの風味のほうが強い。
チーズパウダーよりもトマトの成分の方が分量的に多いためだろうか?
こうなってくると『トマト味』と言ったほうが良いかもしれない。
チーズの風味が若干弱いような気がした。
ピザの感じを再現させるためにはもう少しチーズパウダーを前面に出したほうが良いかもしれない。『トマトペースト+チーズパウダー+やきとり味の香ばしさ』を混ぜ合わせたらもっともっとピザになるのでは無いだろうか?そんな事を考えながら『惜しいなぁ…』と思っていた。
チキンカレー味
開封後の匂いのインパクトはこのチキンカレーが1番だろう。
カレーの匂いが大変に強い。あまりにカレーの匂いが強いので他の味が消えてしまうのでは無いだろうか?と心配したが、そこは流石にプロの仕事である。
パウダーを舌先で舐めるとハッキリとチキン系の味が認識できるのだ。
しかもクリーミングパウダーが後味を柔らかいものにしているのがわかる。
カレーの強さにひけをとらないチキンパウダーとクリーミングパウダーの絶妙な配合で最初にカレーだけの印象が強かった風味をキチンとチキンカレーに変えている。
これは優秀だと思った。
なっとう味
キワモノシリーズとも言うべき納豆。納豆好きなら何の抵抗も無いのだが、納豆は好き嫌いが強いので、ちょっと敬遠してしまう人もいるかもしれない。
しかしながら、このうまい棒の納豆のギミックはお見事だと思った。
テイスティングで一回加えてパウダー感を確かめようと思ったのだが、唇に軽く粘り気が残る感覚があるのだ。
これはまさしく納豆。ちょうど20回位かき回してダシしょうゆと練りからしを混ぜ込んだ位の納豆の味である。
舌にも粘り気が走る。でもそんなにクセが強いわけでもなく、上手に納豆風味を再現している。最後に軽く辛子の風味が鼻を抜ける感じも良い感じでした。
牛タン塩味
初めてこれを見た時に『牛タンって……なんかなぁ』と半信半疑だったが
これが一口食べてみると『やおきんの本気度』を感じることが奇跡の一品。
まさしく『牛タン塩』なのである。
原材料費を見ても詳しくわからない。でも牛タン塩なのである。
なんでここまで再現できるのか?本当に不思議だが、これはとにかく牛タン塩味。
他のシリーズと比べて油が多いような感じで唇に若干油が残った感じなので、この油に秘密があるのかもしれない。
しかしとにかく牛タン塩味なのである。
うまい棒15種・私のお気に入りベスト3
3位はチキンカレー味
配合が絶妙でカレー味の強さにチキンも負けていないのが良い。
2位やきとり味
やきとり味は炭火やきとりっぽい香りが絶妙でした。
そして1位は……牛タン塩味
うまい棒史上でもあまりお目に書かれない奇跡のフレーバーである。
何がどうなってこうなるかわからないほどに牛タン塩を再現している。
正直さっきも言ったが奇跡の一品だと思う。
あとがき
これからも進化を続けていってくれると思う『うまい棒』
今回食べてみて『こんなフレーバーがあればいいな』と思ったのは『激辛ハバネロ味』
とかですね。あとピザ味は更に改良を加えていけばもっともっと良い感じになる可能性を感じます。
今回はうまい棒をチョイスしてみましたが、駄菓子を使ったネタは。これからもチョクチョクと行いたいと思っています。(今後、有力候補ネタがあります。仕込み次第でスタートさせます。)
流石に一気に15本はきつかったです。いくら美味しくても一回に5本が限度かなぁ…と思います。
夜中に黙々とスマホとメモ帳を携帯しながらうまい棒を黙々と食する中年男性。
ちょっと怖いですね。
株式会社やおきんさんのHP